Innovative Materials and Processing Research Center

革新的材料・プロセス研究センター

センター概要

【プロジェクト名】

持続可能な社会形成を指向した資源循環型材料合成とその応用展開(2022-2023年度)

【プロジェクトの概要および研究の特色と目的】

20世紀は、産業技術の革新により世界経済が飛躍的な発展を遂げた時代であり、大量生産、大量消費、大量廃棄といった活動が経済発展を下支えしていましたた。その結果、過度の天然資源の採掘や使用による公害や枯渇の危惧など深刻な社会問題が顕在化し、現代社会においてもなお大きな課題となっています。持続可能な社会形成のためには、従来からの資源・エネルギーの効率的な利用技術に加えて、新たに廃棄物の発生を抑制する再資源化を指向した「循環型材料」という視点からの技術開発が極めて重要となっています。

本研究センターでは、長年に渡る建学の精神に基づいた科学技術のあり方の模索と具体化の成果として、資源・エネルギーの効率的な利用に関する高度な科学技術と膨大な知識の蓄積により、理工系学部を擁する仏教系総合大学としての責務を果たしてきました。本プロジェクトでは、これらを基盤として、下記の二つの視点(①「つかう」視点のものづくり、②「もどす」視点のものづくり)からの「持続可能な社会形成を指向した資源循環型材料合成とその応用展開」を目指します。本プロジェクトの推進により、持続可能な循環型社会形成に大きく貢献するとともに、特色ある教育・研究を通じて「持続可能な社会形成」に貢献する学生の育成・輩出に努めます。

①「つかう」視点のものづくり

省エネルギー・省資源という観点から、安全・安心、ヒューマンフレンドリーな材料を生み出す革新的な設計と製造プロセス、つまり、「ひと」と「もの」の関係に着目し、「つかう」の視点に立った「ものづくり」に取り組みます。

②「もどす」視点のものづくり

リサイクル・リユースを考慮に入れた材料設計と「もの」の自然環境への回帰を制限し、「新たなもの」として循環させる「もどす」技術、つまり、「環境」と「もの」の関係に着目し、「もどす」の視点に立った「ものづくり」に取り組みます。

2006-2010年度
文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業ハイテクリサーチセンター整備事業

2012年度
全学研究高度化推進事業

2013-2017年度
文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業

2018-2021
龍谷研究ブランディング事業、龍谷大学重点強化型研究推進事業

2022-2023
龍谷研究ブランディング事業、龍谷大学重点強化型研究推進事業